電気保安管理業務外部委託制度とは

電気設備の安全を確保するための業務を自社で行うのは、人材・コストの面で負担が大きい場合もあります。
そこで活用できるのが、電気保安管理業務外部委託制度です。
この記事では、電気保安管理業務外部委託制度について解説していきます。
▼電気保安管理業務外部委託制度とは
一般的には電気設備の保全のために、自社の従業員の中から電気主任技術者を選任する必要があります。
しかし、電気保安管理業務外部委託制度を利用する場合、一定の要件を満たすと主任技術者を選任する必要がありません。
■一定の要件
電気保安管理業務外部委託制度が適用されるためには、以下の要件を満たす必要があります。
・電圧7,000V以下で連携等をする、出力2,000kW未満の火力・水力・風力発電所
・上記の発電所を管理する事業場
・出圧7,000V以下で連携等をする、出力1,000kW未満の火力・水力・風力発電所以外の発電所またはこれらを管理する事業場
・電圧600V以下の配電経路を管理する事業場
その他にも要件があるため、事前に確認しておきましょう。
■委託契約先の要件
保安管理業務の委託契約先または法人は、以下の要件を満たす必要があります。
・委託契約先の個人または保安管理業務に従事するものは、所定の実務経験のある有資格者である
・委託契約先の事業者は、点検に必要な機械器具を有している
▼まとめ
電気設備の保全のために、自社の従業員の中から電気主任技術者を選任する必要があります。
しかし、一定の要件を満たし電気保安管理業務外部委託制度が適用されると、主任技術者を選任する必要がなくなるでしょう。
栃木県の『株式会社エレック』では、電気設備の点検や電気主任技術者の外部委託などを承っております。
電気保安管理業務外部委託制度についてのお問い合わせも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。

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