キュービクルの役割とは?

キュービクルは安全で効率的な電力供給や、電気設備の正常な運用を支えるのに欠かせません。
では具体的に、どういった役割があるのでしょうか。
今回は、キュービクルの役割についてご紹介します。
▼キュービクルの役割
■高圧電力の電圧を調整する
キュービクルは、発電所から送られた高圧電力の電圧を調整するために設置されます。
外装内にさまざまな機器が収められており、電力供給の効率向上や火災・漏電のリスクを低減させる役割を担っています。
■構成機器ごとの役割
キュービクルは、構成機器ごとに以下のような役割を担います。
・区分開閉器…電力供給と受電を区別し、事故時の影響を防ぎます。
・断路器…保守点検時に電気回路を遮断します。
・遮断機(ブレーカー)…電流異常時に電力供給を停止します。
・変圧器…高圧電力を低圧に変換します。
・保護継電器…電流や電圧の急激な変化時に電力を遮断します。
・制御装置…キュービクル全体を統括して制御します。
・低圧配電設備…電気を必要な場所に適切に分配します。
・計測機器…電圧や電流などを計測し、設備の状態をモニタリングします。
▼まとめ
キュービクルの主な役割は、高圧電力の電圧を調整することです。
さまざまな機器で構成されており、機器ごとに異なった役割があります。
どれも安全に電力を供給するために欠かせないものであり、不具合が起きないよう定期的な点検が欠かせません。
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