一定規模の太陽光発電設備には、使用前自己点検が義務づけられています。
この使用前自己点検とは、どのような内容かご存じでしょうか。
今回の記事では、使用前自己点検の内容について解説します。
▼使用前自己点検とは
■安全確認作業
使用前自己点検は、国が定めた安全基準を満たしているかどうかを確認する大切な作業です。
近年その対象が拡大し、一定の太陽光発電設備で点検の実施が義務づけられています。
試験結果を国に提出し、安全を認められると稼働できます。
■電気試験
電気試験は「太陽光発電設備が安全に稼働するか」や「事故が発生した際に正常に停止するか」を確認するのが目的です。
外観検査・絶縁耐力試験・接地抵抗測定・絶縁抵抗測定・負荷遮断試験など、さまざまな測定や試験が行われます。
これらの試験は、国が定める試験項目に基づいて実施されます。
■地盤や構造関連の検査
使用前自己点検では、地盤や構造関連の検査が欠かせません。
各種荷重に対して、安全な構造であるかを確認するのが目的です。
具体的には、設計荷重の確認・土砂の流出・崩壊の防止にかかわる確認などが行われます。
▼まとめ
使用前自己点検の、おもな内容は以下のとおりです。
・安全確認
・電気試験
・地盤や構造関連の検査
使用前自己点検は、太陽光発電設備を稼働させる前の安全確認作業として、国が義務づけています。
安全性が確認されると、稼働や売電が開始できます。
栃木県の『株式会社エレック』では、高圧受変電設備の保安業務や太陽光発電設備の使用前自己確認を承っております。
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