電気設備の点検をビルや工場などで行う場合、停電させる必要があります。
では、なぜ点検の際は停電させて行うのでしょうか。
そこで今回は、なぜ電気設備を停電させて点検を行うのかについてご紹介します。
▼電気設備はなぜ停電させて点検を行うのか?
■データを守るため
点検は主に夜間に行われますが、事業所では夜間でもパソコン・サーバー・電話の電源を起動させている場合もあるでしょう。
万が一、急に電源が落ちてしまった場合、各機器のデータが飛んでしまう恐れがあります。
そのためあらかじめ停電をし、トラブルを防ぐ必要があるのです。
また、停電前にはデータのバックアップをとっておくことも大切です。
■システム障害を起こさないため
電源がいきなり落ちてしまうと、正常にパソコンのシャットダウンができません。
また電源が落ちてから復旧した際、正常な立ち上げができなくなるためシステム障害が起きやすいです。
システム障害が起きると、復旧作業や機器の交換が必要となるので業務に支障をきたしてしまいます。
■回路のショートを防ぐため
電力が復旧した後、ゴミやホコリの影響で立ち上げ時に回路がショートしてしまうかもしれません。
また、過電圧となり機器が故障してしまう恐れもあるでしょう。
これらのトラブルを未然に防ぐためにも、事前に停電させて対策を行う必要があるのです。
▼まとめ
電気設備の点検は、データを守るため・システム障害を起こさないため・回路のショートを防ぐためといった理由で停電させて行います。
また停電を実施する際、トラブルが起こらないようにするためにも、バックアップをしておくと安心です。
『株式会社エレック』は、栃木県を拠点に高圧受変電設備の点検や保守点検を行っております。
お客様のニーズに沿った対応をいたしますので、ご依頼があればぜひご連絡ください。